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便秘の種類
便秘には、一過性のもの、常習性のもの、病気が原因の症候性のものがあります。
一過性単純性便秘 食事の量が減ったり、旅行などで環境が変わったことが原因で起こる便秘です。
常習性便秘 腸の働きが弱かったり、強すぎたりして起こるもので、最も多くみられます。腸の働きが弱いタイプを弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)といい、老人や、若い人でもふつうより腸が長い人がなりやすい便秘です。働きが強いのはけいれん性便秘といって、大腸にけいれんが起きて、便が通過しにくくなります。便秘と下痢をくり返すこともあります。
症候性便秘 腸や胃、婦人科系の臓器の病気があるために起こる便秘です。中年以降の人で気をつけたいのは大腸がんです。初め便秘が続き、そのうち下痢と便秘が交互に起こったりします。
緊急を要するのは腸閉塞(ちょうへいそく)の場合です。突然激しい腹痛が起こり、吐いたりします。
便秘の手当
便秘の解消には、食事と運動が効果的です。薬(下剤)は最後の手段です。なお、腹痛や吐きけ、嘔吐(おうと)がみられるときは、便秘していても下剤の服用は避けます。
食事 食物繊維を多く含む野菜を積極的にとります。水分も十分にとりましょう。
運動 散歩や軽い体操は、腸を刺激して便通をうながします。腹部を時計回りにマッサージしたり、深呼吸もよいでしょう。
薬 下剤を使うときは、作用の弱い緩下剤を少しずつ服用します。初回は最少量を飲み、効かないときは増量します。量を多く飲みすぎると、激しい下痢や腹痛が起こるので、1錠ずつふやします。むやみに飲むと習慣性があり、自然な排便ができなくなることもあるので、服用は慎重にします。
また、妊娠中は便秘になりがちですが、薬に関しては必ず医師の指導を受けましょう。
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