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病気編 胃の病気  急性胃炎/慢性胃炎

急性胃炎/慢性胃炎をなおす食事の 原則
 栄養価の高いバランス食で、全身の体力向上をはかる
 胃に負担をかけない消化のよい食事にする
 食事時間をきちんと守る
 よくかんでゆっくり食べる
 飽きのこないメニュー作りを

●症状が強いときの料理
●症状がおさまっているときのおかず
●胃弱をなおす漢方食

●急性期は絶食から粥食(かゆしょく)へ
 急性期は1〜2日絶食して胃を安静にします。この間に、嘔吐(おうと)や腸炎を合併して激しい下痢があると、脱水症を起こすことがあるので、湯ざましや番茶などをとるようにします。症状が軽くなってきたら、流動食→半流動食(三分粥)→軟食(五分・七分粥)→軟常食(全粥)と、消化のよい食事をしながらしだいに量をふやして普通食へと移行します。

●低酸性か過酸性かを知る
 過酸性の慢性胃炎の場合は、胃・十二指腸潰瘍(い・じゅうにしちょうかいよう)の食事に準じます。低酸性の場合は、胃の粘膜を保護し、胃液の分泌を促進するような食品が適当です。それには良質のたんぱく質やビタミンを十分にとり、脂肪や繊維はとりすぎないようにします。慢性胃炎は長期にわたるので、変化に富んだ食事を心がけます。


症状が強いとき(発症期)の食事の進め方

流動食 三分粥 五分粥 七分粥 全粥
穀物 重湯(卵黄・ジャガ芋・カボチャ・みそ入り)、クズ湯 三分粥、パン粥、ウエハース、麸の煮つけ、離乳食用穀粉 五分粥、オートミール、うどん、コーンフレークス、フレンチトースト、柔らかいパン、ホットケーキ、ビスケット、甘すぎないスポンジケーキ 七分粥、そうめん、蒸しパン、マカロ二、雑煮、フル一ツ白玉 全粥(卵粥、カキ粥、刺身粥、茶粥、芋粥)、サンドイッチ、ワッフル、チ−ズトースト、チーズクラッカ−、クラッカーサンド
牛乳・乳製品・卵 温かい牛乳、生クリーム少量、カスタードクリーム、ミルクセーキ、ババロア、プリン、半熟卵黄 流動食のほかに、実なし茶わん蒸し、卵豆腐、麸の卵とじ、かき玉汁、しめ卵、半熟卵、ヨーグルト 三分粥期の食事のほかに、白身魚の卵とじ、ポーチドエッグ、スクランブルエッグ(湯せん)、空也蒸し 五分粥期の食事のほかに、柔らかいチーズ、アイスクリーム、厚焼き卵、オムレツ、カッテージチーズ 七分粥期の食事のほかに、目玉焼き、炒り卵、卵焼き、甘酢あんかけ
魚・肉・豆製品 うすいみそ汁、肉スープ すり流し汁(白身魚、はんぺん)、ゼラチン 白身魚の煮つけ、はんぺんの煮物・つけ焼き、鶏ささ身の蒸し煮・ホワイトソース煮、煮やっこ、冷ややっこ、湯豆腐、あんかけ豆腐、ゆばの煮つけ、白あえ(実なし) 白身魚(刺身、湯引き、蒸し煮、そぼろ、おろし煮、グラタン)、カキのしんじょ、手羽先の治部煮、鶏肉の酒蒸し・松風焼き・ホイル焼き・煮込み、レバーぺ一スト、炒り豆腐、豆腐のそぼろあんかけ、高野豆腐の卵とじ、納豆 魚の照り焼き・幽庵焼き・バター焼き・塩焼き、カキ豆腐、魚のつくね煮、鶏肉のバター炒め、鶏肉のシュウマイ、子牛肉のグラタン、ハンバーグ(脂身の少ないところ)、鶏肉だんご、レバーのソテー、ミ−トローフ、ぎせい豆腐、生揚げの煮つけ
野菜・芋・果物 野菜スープ、ポタージュ、酸味の弱い果汁 裏ごし野菜、離乳食(びん詰め)、マッシュポテト、リンゴの裏ごし、バナナミルク ホウレン草の葉先のおひたし・煮びたし・クリ−ム煮、おろしあえ、二ンジン・カボチャ・カブの柔らか煮、コンポート、パインを除く果物の缶詰、バナナ、ジャガ芋のクリーム煮・重ね煮 ブロッコリー、グリ−ンアスパラガスのおひたし・バタ−炒め、ホウレン草のおひたし、カボチャのバター炒め、ふろふき大根、ロールキャベツ、ナスのおひたし(皮をむく)、ソラ豆のソテー、生のトマト(皮、種を除く)、少量のレタス、キュウリ、とろろ、焼きリンゴ 卵巻きホウレン草、ピーナッツあえ(クリーム状)、芽キャベツのおひたし・ソテ−、菜果なます、白菜の信田巻き、野菜のス−プ煮・煮込み、野菜のゼリー寄せ、カボチャ・ジャガ芋・ナスのそぼろあんかけ

●断食しても死なないが、節度なしに食べると死ぬ 節度なしの欲望はとかく身を滅ぼすもと。古今東西、満腹療法というものはない。