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病気編 胃の病気  急性胃炎/慢性胃炎
ゲンノショウコの煎じ方

センブリ茶の作り方

 胃炎に効き、健胃作用のある薬草として、ゲンノショウコやセンブリが有名です。
 そのほか、整腸・緩下・利尿作用のあるエビスグサ、ハブソウドクダミ、食欲を増進し消化を促進する作用がある芳香性健胃剤のシソ、体を温め、腸の冷えを治して腹痛を止めるヨモギなどがあります。

ゲンノショウコの煎じ汁
 下痢止めの妙薬として古くから有名ですが、整腸効果があり、便秘にも効き目があります。副作用がないため、飲みすぎても心配はありません。胃弱の人は、お茶がわりに飲むことをおすすめします。
 なお、葉がよく茂るのは夏で、昔から「土用の丑(うし)の日」に採取するのがよいと伝えられています。
 葉には、主要な成分であるタンニンが茎の4倍も含まれているので、できるだけ葉を落とさないよう、気をつけます。
 採取後は天日干しにします。ゲンノショウコのように香りの少ない草花は、直射日光で手早く乾燥させると、葉が青いまま仕上がり、薬効成分も逃げません。
 乾燥したゲンノショウコを煎(せん)じます。腸にも炎症が及んで下痢ぎみのときは、短時間に煎じあげ、温かいうちに飲みます。便秘ぎみのときは、濃く煎じて、冷たくして飲みます。
 ゲンノショウコとハブソウを半々にして煎じ、お茶がわりに飲むのも効果があります。もっと簡単に、乾燥した葉茎を炒り、熱湯をさして服用してもかまいません。

センブリ茶
 ゲンノショウコ、ドクダミと並んで有名な民間薬です。
 千回振り出してもまだ苦い、の意味がある胃病の良薬です。漢方での「当薬(とうやく)」という名も、病気によくあたる(効く)ところから、つけられています。
 苦み健胃剤として胃炎、胃けいれん、消化不良などに用います。
 採取には、鮮やかな緑色で白色に紫斑(しはん)のある花をつけた全草の、形の整ったものを選びます。
 軒先につるして陰干しにしますが、これはむしろの上などに平らに干すと、乾燥後の取り扱いで茎葉がくずれやすいからです。軒先から下ろす際にも、もろくなっているので注意が必要です。


●センブリに注意 同じリンドウ科でも、イヌセンブリやムラサキセンブリは苦みが少なく薬効がない。間違えないように。