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病気編 呼吸器の病気 かぜ/インフルエンザ
 かぜは、現代医薬よりも漢方薬のほうが効果的なことが多く、寒けや発熱といった症状は、服用後たちどころに治ることも少なくありません。

自覚症状があったら即服用
 漢方では、薬の服用が早ければ早いほど効果的です。自覚症状があったらすぐに服用しましょう。
 かぜの初期の三大自覚症状は、頭痛・発熱・寒けです。この症状に加えて、せきや関節の痛みなどがあり、それらを総合的に判断して、薬を選択します。

30分で効果がなければほかの薬を
 かぜの漢方は速効性があるため、症状と薬が合っていれば、服用後20分で効果があらわれます。もし30分たっても何の効果もないようなら、病状を再度チェックし、ほかの薬を試してみます。
 ですから、かぜの漢方薬を買うときは、箱ごと買うよりも、分包で少量ずつ購入したほうがよいでしょう。また、薬を3度かえても効果がないようなら、漢方専門医に処方してもらいましょう。
 下の表は、比較的初期の軽いかぜに向く薬が中心。

自分で選ぶ 体力別 かぜ/インフルエンザの特効漢方
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)は、高齢者や病みあがりで、体力がかなり弱っている人がかぜをひいたときに用いる。
若い人でも、のどがチクチクと痛んで始まるかぜで、背中全体が妙に寒く、顔色が悪い場合には、この処方を用いてよい。
下表の◎=決め手になる症状 ○=あらわれやすい症状 △=ある場合もない場合もある症状 ×=この症状があったら絶対に服用してはならない場合を示す。

あなたの体力は?→ ある ふつう ない
自覚症状↓
頻尿(ひんにょう)・多尿










食欲不振










不眠傾向









頭痛・寒け・発熱
汗をかきやすい × ×


顔色が悪い(貧血ぎみ)










顔が赤い








皮膚がピリピリする










体がだるい






疲れやすい









節々が痛い










肩・首・背中がこる







くしゃみ・鼻水・鼻づまり







鼻がぐずつく










鼻がかわく










のどがチクチク痛い







せきが出る



うすいたんが多く出る









口・のどがかわく








吐きけまたは吐く









処方薬参照先 10 11 12


1 麻黄湯(まおうとう)★▲◆
  関節が痛み、汗が出ないなどの症状があり、脈の強い人に。
2 葛根湯(かっこんとう)★▲◆
  首のうしろがこったり、汗が出ないという症状に向く。
3 麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)★▲◆
  発熱、せき、口のかわきなどの症状の人に合う。
4 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)★▲◆
  高熱が続き、強い口のかわきや発汗があり、尿の回数や量が多い人に効く。かぜのごく初期には用いない。
5 桂枝二麻黄一湯(けいしにまおういっとう)
  のどの痛み、肩先の寒け、全身の発汗が多い人向き。
6 桂枝麻黄各半湯(けいしまおうかくはんとう)
  全身は汗ばみ、肩先だけに寒けがある症状の人に。
7 桂枝二越婢一湯(けいしにえっぴいっとう)
  のどの痛み、肩先の寒け、口のかわきのある症状に。
8 升麻葛根湯(しょうまかっこんとう)★
  頭痛・発熱・寒けに加えて発疹(ほっしん)の出やすい人に。
9 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)★▲◆
  激しいくしゃみ、鼻水やうすい泡のようなたんの出る人に。
10 桂枝湯(けいしとう)★▲
  体が衰えたときにかかったかぜの初期によい。
11 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)★▲◆
  かぜの初期には用いず、長びいた場合に。
12 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)▲●

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