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症状編 眠れない
睡眠と自律神経系
 (交感神経と副交感神経)

体が活動しているときは交感神経が支配し、睡眠に入ると副交感神経が支配する。この2つの神経支配の切りかえがスムーズにいかないと、脳や内臓は働き続け、眠れなくなる

大半が心配ない
 眠れないと訴える人は多いのですが、その原因は次の3つです。
精神生理性不眠  不眠を訴える人のうち約60%がこれです。神経質な性格の人に多くみられ、寝つきが悪いと思い込んでいます。
内科系疾患による不眠  高血圧症動脈硬化症、頭痛、腰痛、歯痛などの痛みなどが原因で眠れなくなります。
精神障害による不眠  躁うつ病(そううつびょう)精神分裂病などが原因で起こる不眠です。

不眠の4タイプ
寝つきが悪い 眠れないという人のなかで最も多いタイプ。実際には30分くらいで寝ついているのに、本人は2〜3時間もかかっていると思い込んでいることもあります。
ぐっすり眠れない 睡眠時間はふつうなのに熟睡した感じがせず、目が覚めてもすっきりしません。
何度も目が覚める 寝つきや目覚めはふつうなのに、一晩に何回も目が覚めます。尿意があって起きる場合と、ただ目が覚めてしまう場合があります。
朝早く目が覚める  寝つきはふつうで、何度も目が覚めることもないのですが、一度目覚めてしまうと、もう眠れなくなってしまうタイプです。

不眠の治療
 不眠が続き、疲労がたまったり、精神障害が疑われるときは、専門医での検査や治療が必要です。
 医師は睡眠中の脳波などを記録し、睡眠の時間や深さを客観的に測定することで、不眠かどうかを判断します。本人の自覚と比較すると、精神生理性不眠か精神障害による不眠かの区別がはっきりとつきます。原因となる病気がある場合には、その治療が必要です。
 精神生理性不眠なら、ストレス解消に心がけ、入浴や運動、寝酒などでリラックスしてから寝るようにします。たとえ眠れなくても「一晩くらい眠らなくても平気」とあせらないことです。

●老人は入眠時間が3倍 床に入ってから寝つくまでは、大学生(平均21歳)で11.5分、健康な老人(平均82歳)で38.8分が平均。