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症状編 腰が痛い
背骨の構造
背骨は1本の棒ではなく、積み木のような骨が、S字状のカーブを描いてつながっている

 2本の足で体を支えている人間の腰には、大きな負担がかかっています。その負担のために腰の骨や関節の具合が悪くなって、椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)などという病気にかかり、腰痛が起こります。

ほとんどは骨・関節の異常から
 ほとんどの腰の痛みの原因は、骨や関節の異常からくるものですが、それ以外にも内臓の病気が原因となっている場合や、精神的な問題があって起こるものなどがあります。また、これらが複合して腰が痛くなるケースもあります。
 病気としての腰痛は、X線などの検査をすれば、原因となっている背骨の異常は、はっきりとわかり、治療して解決していくことができます。
 ところが、検査をしても異常が見つからず、慢性的な腰痛がおさまらないというケースも、多くみられます。このような原因不明のものも一般に、腰痛症と呼ばれています。運動不足、肥満、姿勢が悪い、精神的な悩みがあるなど、さまざまなことが影響していると考えられています。

腰痛の治療
 腰痛は病院で検査をして原因を見つけることが第一です。腰痛の起こり方や、痛みの場所、程度、腰痛以外の症状をよく見極め、原因がわかれば、その病気の治療が行われます。
 背骨の異常が原因の腰痛は、次のような治療法のなかから、適切なものが選ばれます。
●薬物療法、●牽引療法(けんいんりょうほう)、●温熱療法、●ハリ療法、●局所注射、●コルセット、●手術、●マニプレーション(背骨を調整する治療法)、●マッサージ。

生活上の注意
 腰痛が起きやすい人は、ふだんから注意が必要です。
●腰を冷やさない。
●腰をひねる、急に動かす、おじぎや前屈など、腰に負担をかける動作をしない。
●重い物を持ち上げない。
 また、腰痛の予防のためには次のような点に注意しましょう。
●腹筋や背筋を鍛える。
●太りすぎない。
●やわらかすぎる寝具にしない。
●正しい姿勢をとる。


●足に合わない靴は腰痛のもと 無理してはいているうちに姿勢や歩き方に影響する。体のバランスがとれず腰への負担もふえる。

●うつぶせ寝の読書は腰を痛める 椎間板(ついかんばん)に負担をかけ、腰痛を起こすだけではなく、老化を早める。読書は体に合った机といすで。

●年をとると背が縮む 椎間板(ついかんばん)が老化してうすくなるので、身長が低くなる。あまりに極端な差が出るときは骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の疑いも。