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症状編 肩がこる・痛い〈コラム〉
肩の痛みや腰痛を注射でなおす神経根ブロック療法
 これは、痛む神経の根元に直接注射をして、神経を遮断(ブロック)してしまう方法です。
 もともとは、痛んでいる神経を見つけるための診断法で、麻酔剤を打つと神経の痛みが止まることを、そのまま治療に利用したものです。
 首の骨が老化する変形性頸椎症(へんけいせいけいついしょう)では、老化変性によってできた骨や軟骨が、首から出て腕や手にいく神経を圧迫して、首から肩が激しく痛むことがあります。この治療法として従来は手術が中心でしたが、最近では神経根ブロックの方法でよい成績を上げています。
 また椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア)による肩の痛みや腰痛は、椎間板の出っぱりや椎体から出た棘{とげ:骨棘(こっきょく)}が神経の根元を圧迫して起こります。この場合も同様に、神経根をブロックする方法が有効です。手術が必要と思われた患者の3割が、この注射で治っています。