現代医学 漢方薬 ツボ 民間薬

症状編 頭が痛い

特に慢性の頭痛に効く
 慢性頭痛は、現代医学ではまだ原因が明確に解明されておらず、根本的な治療法も確立されていません。しかし漢方では8割ほどの人が根治するという高治癒率(こうちゆりつ)を示しています。何十年も悩まされてきた頭痛が、早ければ2〜4週間で治ることもあります。

吐きけを伴う片頭痛には
 胃腸があまり丈夫でなく、手足が冷えやすく多少のぼせる人で、ときに吐いたりする頭痛には、桂枝人参湯(けいしにんじんとう)がよく合います。20〜30年来の片頭痛が3か月〜半年で治る例もあります。
 同様に胃弱だが、のぼせ傾向はなく、頭痛発作の際に特に手足の冷えがひどくなり、ときに吐いてしまうタイプには、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が効きます。よく水を飲み、汗をかきやすいのに尿の出が悪い人には五苓散(ごれいさん)が適しています。

高血圧ぎみの人の頭痛には
 高血圧の傾向があり、朝気分がすぐれず、頭痛や肩こりを感じても、昼ごろには治ってしまうというタイプの人の頭痛には、釣藤散(ちょうとうさん)が用いられます。

自分で選ぶ 体力別 頭痛の特効漢方
汗を出させる薬、たとえば葛根湯(かっこんとう)などは、水を飲んでは効果がうすくなるので、お湯で飲む。ただし、吐きけを伴う場合には水で。
下表の◎=決め手になる症状 ○=あらわれやすい症状 △=ある場合もない場合もある症状を示す。

あなたの体力は?→ ある ふつう ない
自覚症状↓
発作的に激しい頭痛が起こる
朝、起きぬけに頭痛・頭重がある










頭が重い








不眠傾向









汗をかきやすい








食欲不振




便秘しやすい









貧血を起こしやすい








体がだるい








疲れやすい








のぼせやすい






立ちくらみしやすい










首のうしろがこる







口・のどがかわく









吐きけまたは吐く






どうきがする





みぞおちがつかえている感じ








腹が痛い








手足が冷える



月経異常









感情が不安定になりやすい






処方薬参照先 10 11 12


1 葛根湯(かっこんとう)★▲◆
  発汗の傾向はないが、首のうしろから背中にかけてこりやすい人に用いる。 かぜに伴う頭痛にも効果的。
2 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)★▲◆
  のぼせやすく、脂ぎっているタイプの人に向く。女性では、月経とともに頭痛が起こるときに効く。
3 五苓散(ごれいさん)★▲◆
4 釣藤散(ちょうとうさん)★▲
5 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)★▲◆
  立ちくらみしやすい人に向く。
6 加味逍遙散(かみしょうようさん)★▲◆
  自律神経失調症やノイローゼで、あちこちに体の変調を感じるタイプの人の頭痛に効く。
7 三物黄ごん湯(さんもつおうごんとう)★▲
  手足が熱く、ロの中や皮膚が乾燥している人に向く。
8 桂枝人参湯(けいしにんじんとう)★▲
9 半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)★▲
  胃腸が弱く、めまいやどうきを起こしやすく、昼食後にすぐ眠くなる人に効く。
10 呉茱萸湯(ごしゅゆとう)★▲◆
11 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)★▲
  ふだんから足の冷えのひどい症状の人に。
12 五積散(ごしゃくさん)★▲
  腰から下は冷えるが顔はのぼせる、という人の頭痛によい。

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