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病気編 循環器の病気 高血圧症 〈コラム〉
正常血圧と高血圧の基準は疫学と臨床では違う
高血圧の基準
WHOでは、最大血圧が160mmHg以上または最小血圧が95mmHg以上を高血圧と定義している。アメリカの高血圧合同委員会で定めた基準によれば、正常値の上限はWHOより低めになっている

血圧の安全値とは
 脳卒中や心臓病を引き起こす原因は数多くあり、血圧だけで判断することはできませんが、最大血圧も最小血圧も、数値が上がるほど脳卒中や心臓病にかかる危険率が高くなることは確かです。こうした危険を起こさない安全な血圧値はどのくらいなのでしょうか。
 血圧の数値の基準は、疫学調査と臨床の場では違います。疫学調査用としてはWHOが、最大血圧が139mmHg以下で、最小血圧が89mmHg以下を正常としています。
 これに対して臨床の場では、正常値の上限をWHOの基準より低いところにおいています。これは、血圧が低ければ低いほど心筋梗塞(しんきんこうそく)や脳卒中にかかりやすい、という判断から出たものです。
臨床の場合は
 医師の多くは、最大血圧なら129mmHg以下、最小血圧なら85mmHg以下であれば安全であろう、と考えています。アメリカでは望ましい血圧が最大血圧120mmHg未満で最小血圧80mmHg未満としておりますが、これはアメリカ人はコレステロール値が高く、心筋梗塞にかかりやすいからです。
正常血圧は年齢+90
 厚生省が毎年発表する最大血圧の平均値が、年齢に90を足した値に似ているため、こういわれるようですが、これは誤りです。平均値は、高血圧症の人も、低血圧症の人も入れた計算になっているからです。