現代医学 漢方薬 ツボ 民間薬

症状編 月経異常
ベニバナの煎じ方とベニバナ酒

サフラン茶の作り方

 東洋医学では、月経異常を含む婦人病一般を、血の道症と呼んでいます。血の滞りや、血が不浄になることがその原因と考えるからです。

ベニバナの煎じ汁・ベニバナ酒
 古来より、染料や化粧料として利用されてきたベニバナ(紅花)ですが、その薬効も見逃せません。ベニバナには血を浄化する作用と、血液循環をよくする作用とがあります。そのため、特に月経不順には、すばらしい効果があります。そのほか冷え症、月経痛、貧血など婦人病全般に幅広く利用されています。
 用い方は、乾燥した花を煎(せん)じるか、冷酒に浸して服用します。なお乾燥花は生薬名を「紅花(こうか)」といい、漢方薬店で求められます。

サフラン茶
 サフランは別名クロッカス。秋に開花します。似た種にハナサフランがありますが、こちらは春に開花し、薬効はありません。薬用部分は雌しべです。紅色で長く伸びている雌しべをとり、日陰干しにします。
 血の滞りを治すとともに、体を温める作用があるので、月経不順のほか、月経痛、冷え症にも有効です。作用が強いので妊娠中は使用を避けます。
 お茶がわりに飲むほか、サフラン酒として作りおきしておくのもよいでしょう。雌しべ10g、グラニュー糖200gをホワイトリカー720mlにつけ込みます。2〜4か月後、1日2回、10〜20mlずつ飲みます。

イタドリの根の煎じ汁
 葉が枯れる秋の末に根を掘り、水洗いして、ひげ根をとり、天日乾燥させたものを薬用にします。漢方では「虎杖根(こじょうこん)」といいます。
 2年以上たつと効果が減退するので、新しいものを用います。
 骨盤内の血行を改善する作用があり、血の滞りによる月経不順や月経痛に効果があります。
 虎杖根5〜10gを水500mlが300mlに減るまで煎じ、1日3回に分けて飲みます。
 生の根50gを1cmほどの輪切りにし、煎じてもかまいません。


●月経不順の漢方食 おすすめ食品はセリ、ショウガ、大豆、キクラゲ。控えたい食品はエビ、タコ、イカなど。野菜は必ず温める。