現代医学 食事 漢方薬

病気編 血液の病気 出血性貧血/鉄欠乏性貧血/巨赤芽球性貧血/溶血性貧血/再生不良性貧血/二次性貧血

貧血をなおす食事の 原則
 鉄分の多い食品をとる
 良質のたんぱく質を十分に食べる
 栄養バランスのよい食事を
 食事中のコーヒー、お茶は控える
 ビタミンCを十分にとる

●鉄分の多い食品を食べる
 貧血は、体のすみずみまで酸素を運ぶ血色素(ヘモグロビン)の不足によって起こります。血色素は赤血球に含まれる成分ですが、体内の鉄分が不足するとうまくつくれなくなってしまいます。ですから、まず鉄分の摂取量をふやすようにします。
 鉄分は男性で、1日10mg(貧血ぎみの人は12〜15mg)、女性で12mg(15〜20mg)必要です。鉄分の多い食品は、牛ヒレ肉、牛・豚・鶏のレバー、魚の血合い、シジミなどです。

●たんぱく質も十分に
 たんぱく質が不足すると、造血能力が低下してしまいます。1日に70g以上はとるようにしましょう。

●鉄の吸収を妨げるものは
 タンニンを含むコーヒーや紅茶、緑茶などは、鉄の吸収を悪くしますので、食事中や食後は控えます。


●栄養十分な鉄分たっぷり料理
 レバー料理を1品とると、それだけで鉄分の1日必要量の7〜8割はとれます。香辛料をきかせて、肉と同様に主菜に仕立てましょう。ヒジキは煮物だと量をとれませんが、洋風のサラダだと食べやすくなります。
香味野菜で食べやすくした
[レバーの香り焼き]
●材料
豚レバー80g 長ネギ5g ニンニク・ショウガ各少々 [A](しょうゆ小さじ1と1/3 酒小さじ1弱 砂糖小さじ1) サラダ油小さじ1と1/2 チンゲンサイ60g
●作り方
[1]レバーはよく水洗いし、そぎ切りにする。
[2]長ネギ・ニンニク・ショウガのみじん切り、[A]を合わせ、レバーを30分くらいつける。
[3]フライパンにサラダ油を熱し、[2]の汁をきって入れ両面焼く。八分通り焼けたらつけ汁を加え、からめるように焼いて、中まで火を通す。
[4]チンゲンサイはよく水洗いしてゆで、5cm長さくらいに切る。
[5]器に[4]を敷き、[3]をのせる。

鉄分と食物繊維の宝庫
[ヒジキのサラダ]
●材料

ヒジキ8g アサリ30g ウド20g ドレッシング大さじ1弱 レタス15g
●作り方
[1]ヒジキは水洗いし、たっぷりの水でもどし、柔らかくゆでて水けをきる。
[2]アサリはさっと水洗いし、酒をふり、から炒りする。
[3]ウドはマッチ棒大に切り、うすい酢水につけてアクを抜き、水けをきっておく。
[4]ドレッシングで[1]〜[3]をあえ、混ぜる。
[5]器に手で食べやすくちぎったレタスを敷き、その上に[4]を形よく盛りつける。

●貧血をなおす漢方食
 貧血に効く食品は、動物のレバー、金針菜(きんしんさい)、プルーン、ホウレン草、キクラゲ、昆布、ローヤルゼリー、羊肉、クルミ、ゴマ、薄皮つきピーナッツなどです。
〈動物のレバー〉 鉄分、ビタミンA・B1・B2が豊富なので、週に2回ほど食べると有効。貧血のほか、肝臓障害のある人、老人で目の弱い人にも有効。
〈金針菜〉 100g中に鉄分24.3mgも。スープや炒め物にする。

●食後のコーヒー、紅茶にご用心 多量のカフェインは鉄分の吸収を妨げる。せっかく摂取した鉄分が台なしにならないように。