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病気編 膠原病 慢性関節リウマチ

進行を止め、社会復帰が可能に
 リウマチは現代医学では治りにくい病気ですが、1人で歩いて通院できる程度であれば、漢方でかなりのところまでよくなることもあります。
 すでに関節が変形しはじめているような重症でも、進行をくい止め、社会復帰できるまでになる場合もしばしばあります。

急性期の腫れと痛みには
 関節が急に赤く腫(は)れて熱をもち、強い痛みがある場合には、次の薬がよく用いられます。
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう) 尿の出が少なく、むくみがあり、のどがかわき、汗をかきやすい人に向く。
麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう) 多少のぼせる傾向があり、皮膚がかわき、ふけの出やすい人によい。
桂枝二越婢一湯(けいしにえっぴいっとう) 頭痛や発熱、肩などの一部に寒けがする、汗をかきやすい、といった人に向く。

慢性期の腫れと痛みには
 腫れと痛みは少しひいたものの、長期にわたるような場合は、附子(ぶし)を配合した薬が効果的です。これはトリカブトの幼根で、強い毒性をもち、鎮痛作用があります。

自分で選ぶ 体力別 慢性関節リウマチの特効漢方
疼痛(とうつう)が激しくてがまんができないときには、烏頭(うず)と呼ばれる生薬を用いると効果がある。これはトリカブトの母根で、附子より強力な毒性をもっている。素人が勝手に使えないので、専門医に相談すること。
下表の◎=決め手になる症状 ○=あらわれやすい症状 △=ある場合もない場合もある症状 ×=この症状があったら絶対に服用してはならない場合を示す。

あなたの体力は?→ ある ふつう ない
自覚症状↓
尿量が少ない






頭が痛い・頭が重い





熱がある・寒けがする





体は熱いのに肩の一部が冷たい









汗をかきやすい ×




ふけが出やすい









顔色が悪い(貧血ぎみ)








皮膚が荒れている









体が重い









疲れやすい







のぼせやすい







腰が痛い









腰が重い









手足が冷える







腰から下が冷える









手足の筋肉がひきつりやすい









関節の腫(は)れ






関節が痛い
痛みが激しい

膝関節(しつかんせつ)の腫れ・痛み









四肢の疼痛(とうつう)・こわばり・まひ
処方薬参照先 10 11


1 麻黄加朮湯(まおうかじゅつとう)★
  頭痛や発熱を伴う関節痛によい。
2 桂枝二越婢一湯(けいしにえっぴいっとう)
3 越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)★▲
4 麻杏よく甘湯(まきょうよくかんとう)★▲
5 よく苡仁湯(よくいにんとう)★▲◆
  痛みは軽いが、長期間治りにくいものに向く。
6 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)★▲
  肋骨下から恥骨に向かって縦に伸びる腹直筋が、全長にわたってはり、押すと痛みのある人に用いる。
7 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)★▲
  手足の関節や筋肉が腫れて痛む人で、手足が冷え、汗が出やすく、尿の出方が少ない症状に向く。
8 五積散(ごしゃくさん)★▲
  上半身はほてっているのに、下半身は冷えて痛い人に効く。
9 桂枝加附子湯(けいしかぶしとう)
  あちこちの関節が痛み、手足がひきつるリウマチで、頭痛、発熱、寒けを伴う人に用いる。
10 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)★▲
  水太りで尿の出は少なく、疲れやすく、関節が腫れて、起居に痛みを訴える人に。
11 四逆湯(しぎゃくとう)
  手足がひどく冷えて痛む人に向く。

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