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病気編 腎臓の病気 急性腎炎/慢性腎炎/IgA腎症/腎不全/尿毒症
 腎炎(じんえん)に有効な民間薬は、利尿をうながし、むくみをとる作用をもつものです。
トウモロコシの毛の煎じ方

キササゲの煎じ方

トウモロコシの毛の煎じ汁
 利尿薬としては、トウモロコシの毛を陰干しにしたものを用います。生薬名を「南蛮毛(なんばんもう)」あるいは「ナンバゲ」といい、市販されているものもあります。ふつうは細い絹糸状で、太さ0.3mm前後、長さは10〜20cmあり、ほとんど無臭です。赤みを帯び、太さのそろったものが良品です。
 無機質の硝酸カリウムを含んでいることが確認されていますが、これは利尿作用があり、むくみをとり、腎機能を改善することができるものです。毒性は少なく、連用しても副作用がありません。
 左図に示したほか、南蛮毛15gに、実を採ったあとのトウモロコシの芯(しん)2本を砕いたものを加え、540mlの水で煎(せん)じて服用しても効果があります。

キササゲの煎じ汁
 山中の渓流ぞいや神社、寺の敷地内などに自生する大木です。春から夏にかけて、桐に似た大きな葉が茂り、陰をつくるので、街路樹としている地域もあります。
 夏、枝先にクリーム色の花がまとまって咲き、10月ごろ、ササゲ豆に似た長い果実をつけます。
 薬効があるのは果実で、利尿薬としてすぐれており、むくみのある腎炎に効きます。果実のさやに含まれる無機質のカリウム塩が、利尿作用をうながすためです。副作用が全然ないので、安心して使えます。病院などでも薬の中に調剤することがあります。
 果実は完熟するとさやが割れてしまうので、採取はその直前にします。採った果実は刻み、乾燥させてから煎じます。
 アケビのつるを乾燥させたもの{生薬名は「木通(もくつう)」という}12gを加えてもよく、トウモロコシの実や黒大豆を加えて煎じるのもよいでしょう。むくみの程度をみながら、分量を調節します。
 煎じ汁は1日3回を目安に、毎食前に飲むと、より効果が上がります。


●腎の臓が弱ると精力が減退する?  東洋医学でいう腎の臓とは副腎のこと。ここは生命力の宿るところで、弱るとスタミナ不足になる。