現代医学 漢方薬 ツボ

症状編 皮膚がかゆい
かゆみの原因
 皮膚のかゆみは、体の表面に原因がある場合と、体の内側に原因がある場合があります。
 体の表面、つまり皮膚そのものの異常は、金属、植物、外傷など、外からの刺激が原因で起こる、かぶれなどの皮膚病です。原因のある部分を中心にかゆみや発疹(ほっしん)が起こります。
 体の内側に原因があってあらわれる皮膚の異常は、食べ物によるじんま疹(じんましん)や、内臓の病気としての発疹やかゆみです。体全体にかゆみや発疹が出ます。
 精神的なことが原因でかゆみを感じることもあります。皮膚には何も異常がみられないのに、全身どことなくかゆみを感じます。

かゆいときの手当
 かゆくても、かかないことが原則です。かきこわしてしまうと、そこからバイ菌が入り、化膿(かのう)してしまいます。
●患部に冷やしたタオルなどをあてると、かゆみがやわらぐ。
●日光や風に当てないようにして、清潔に保つ。
●肌に触れる衣類は、化繊のものを避け、綿100%のものを選ぶ。
●入浴はぬるめのお湯で、刺激の少ない石けんを使い、ごしごしこすらないようにする。
 次のような薬を使います。
●抗ヒスタミン剤 虫刺されやじんま疹など、かゆみのある湿疹(しっしん)に有効。
●非ステロイド抗炎症剤 腫(は)れや痛みのある皮膚炎に有効。
●副腎皮質ステロイド剤(ふくじんひしつステロイドざい) 炎症のある湿疹や皮膚炎に有効。たいへんよく効く薬だが、副作用の心配もある。医師の指導を受けて使う必要がある。
●外用抗生物質 細菌感染のための皮膚炎に有効。
 このほか抗アレルギー剤の外用薬なども使います。いずれも内用薬と併用することもあるので、医師の指導を受けます。市販の薬は、いきなり広い部分にぬらず、少し使って経過をみます。

●薬の副作用でかゆい ペニシリン、水銀利尿薬、クロロサイアザイド、モルヒネ、カフェインを服用するとかゆみを生じるので注意。