現代医学 食事 漢方薬 ツボ 民間薬

症状編 下痢

下痢をなおす食事の 原則
 食物繊維や油脂は控える
 冷たい飲み物は避ける
 刺激物(香辛料、コーヒー、酒類、炭酸飲料)は避ける
 脂肪の少ない、消化のよい良質のたんぱく質をとる
 1回量は少なく、回数を多く

●絶食し、水分だけを補う
 下痢症状が激しい場合には、脱水症状を起こさないように水分を補給して(人肌程度の番茶や湯ざましがよい)、絶食します。
 症状が軽快したら、流動食から粥食(かゆしょく)、普通食へと移行します。

●バランス食で体力回復を
 下痢が長びくと、体力や抵抗力がなくなったり、栄養障害が起こり、かえって下痢を悪化させます。消化がよく、栄養のバランスがとれた高エネルギー食を心がけます。

●腸を刺激する食品は避ける
 食物繊維が多い野菜や海藻、果物などは、腸管を刺激するので好ましくありません。腸内で発酵しやすい豆・芋類も避けます。
 油脂類は下痢を助長させるので最小限に。使う場合はバターや生クリームでとります。


●腸にやさしく高栄養の料理
 リンゴやニンジンは腸の働きを整えるのに有効です。すりおろすか、やわらかく煮て用います。たんぱく質源では、豆腐や白身魚、麩(ふ)、卵黄などが消化がよいものです。

あっさりとして食欲がわく
[リンゴ入り牛乳粥]
●材料

リンゴ100g ご飯100g 牛乳カップ1 塩小さじ1/4
●作り方
[1]鍋にご飯、牛乳を入れてふたをし、弱い中火にかけ、粥状になるまで20〜30分コトコトと煮る。塩をふって調味する。
[2]リンゴは皮をむいてすりおろす。
[3][1]の粥に[2]をのせて、熱いところをいただく。

淡泊で消化のよい
[白身魚のもみじ蒸し]
●材料

キス60g しょうゆ小さじ2/3 みりん小さじ1/3 ニンジン50g 片栗粉小さじ2/3 卵白5g ゆでた貝割れ菜少々
●作り方
[1]キスは三枚におろし、しょうゆとみりんにつける。
[2]ニンジンは皮をむいてすりおろし、さっと水けをきって、片栗粉をまぜ合わせる。
[3]卵白を泡立てて[2]に加え、泡を消さないようにさっくりとまぜる。
[4]耐熱器にキスを並べ入れ、[3]をのせて蒸気の上がった蒸し器に入れて8〜10分蒸す。貝割れ菜を添える。

●下痢をなおす漢方食
 一般に、熱いお茶や、梅干しから作った梅肉エキスがよく効きます。ふだんから下痢ぎみの人は、ハスの実を常食すると効果的です。そのほか、果物ではリンゴがよく、エンドウ豆豆苗(トウミャオ:エンドウの若芽)の温かいスープを飲むことも有効です。

梅干しの酸味で箸がすすむ
[ハスの実と梅の粥]
●作り方

[1]昆布と干しシイタケでとっただし汁に、米と一晩水に浸しておいたハスの実を入れ、約1時間煮て、塩少々でうすく味をつける。
[2]粥を盛り、梅肉をちぎってのせ、梅漬けのシソ、糸切りにした青ジソの葉をのせる。

●下痢止めによい未熟のリンゴ 未熟のリンゴ2、3個を2リットルの水で半量になるまで煮つめ、汁といっしょに食べると効果的。