現代医学 食事

胸やけ/胃もたれ

胸やけの原因
 胸やけは、胃の粘膜が刺激されたときに起こる症状です。多くは胃液が食道に逆流して起こるため、げっぷといっしょにあらわれます。胸の奥から上腹部にかけて、焼けつくような不快感とともに、すっぱい水が出たり、ひりひりしたりします。
 胸やけは、胃液の酸度の高い場合、つまり過酸症(胃酸過多症ともいう)の人によくみられます。しかし、胃酸の少ない場合、つまり低酸症の人も、胸やけやげっぷを訴えることがあり、胃液の酸度とは必ずしも関係していません。
 そのほか食べ物、特に芋類や甘いもの、ピーナッツなどを過食すると、胸やけを起こします。

胃もたれの原因
 胃の働きが弱ると、消化が不十分で胃が重苦しく感じられます。また胃の出口が腫瘍(しゅよう)などで狭くなっていると、胃の内容物が先へ行きにくく、もたれ感があります。
 胃もたれとともに、胸やけや、げっぷを起こすこともあります。

胸やけ/胃もたれの手当
 水を飲むと胸やけがおさまることがあります。寝るときに上半身を少し高くするのも、胃酸の逆流を防ぐことができます。
 次の薬があります。
[1]消化を助ける薬(消化剤) 胃が重くて食欲がない、食べすぎた、胃腸の働きが弱っている、というときには、消化酵素を主にした薬が適当です。胃のもたれ感が強いときは、生薬を中心とした健胃剤がよく効きます。食後に服用するのが原則です。
[2]胃酸を中和する薬(制酸剤) 空腹時にムカムカしたり痛みがあるときは、胃液の酸度が高まっているので、アルカリの薬(重曹や炭酸マグネシウム)で中和します。これは食間に飲むのが原則です。
[3]総合胃腸薬 [1]と[2]の働きをもつ便利な薬です。消化剤として使うときは食後に、制酸剤として使うときは食間に服用します。