現代医学 漢方薬

病気編 子供の病気 アトピー性皮膚炎・湿疹
 子供の湿疹(しっしん)のうち、最も多いのがアトピー性皮膚炎です。
 また、乳児期には顔や頭に湿疹ができやすい傾向があります。

原因
 アトピー性皮膚炎の原因は、遺伝的な要素が大きく、そのほかに食物アレルギーや皮膚に作用するいろいろな刺激も原因ではないかと考えられています。

症状
乳児の湿疹 ほおやひたいを中心に主に顔や頭に出ます。赤いプツプツがくっついてジクジクしたかさぶたになります。脂肪の分泌物が特に多い場合を乳児脂漏性皮膚炎といいます。うみをもつこともあり、かきこわすとさらに悪化します。
アトピー性皮膚炎 1〜2か月を過ぎるころから始まり、乳幼児、低学年児によくみられます。10〜15歳すぎると少なくなります。
 胸・腹・背中がざらざらになり、かゆがります。そして皮膚のやわらかい部分ががさがさに厚くなります。顔もかさかさし、うなじや手首、足首にも湿疹ができます。発疹(ほっしん)・かゆみ・治るまで長くかかるのがアトピー性皮膚炎の特徴です。

治療
 乳児の湿疹、アトピー性皮膚炎ともに原因はいろいろ考えられ、食事療法や軟膏療法(なんこうりょうほう)などで治します。
 薬はステロイド外用剤(ぬり薬)を用います。副作用のある強い薬ですから、医師の指導のもとに使用します。市販もされていますが、勝手に使わないほうがよいでしょう。再発することが多いので、よくなったようにみえても塗布をやめず、必ず医師に相談します。
 症状によって軟膏(皮膚を保護するために重ねぬりする)や抗ヒスタミン剤(かゆみを止めるために服用する)、抗アレルギー剤を使用することもあります。

生活上の注意
 皮膚に刺激を与えることを避けますが、お風呂は普通に入れ、皮膚をきれいにすることは大切です。食事制限ははっきり分かるものは避けますが、医師の指導に従い健康な生活を送るようにします。湿疹のかきこわしを防ぐため、手足のつめはまめに切っておきましょう。

●アトピー性皮膚炎は、石けんをあまり使わないこと 手に少しつける程度にし、洗髪も2〜3日に1度にする。下着はもめんがよい。