現代医学 漢方薬

病気編 女性の病気 更年期障害/不感症
●更年期障害  ●不感症

●更年期障害
 女性が成熟期から老年期へ移行する時期を更年期といい、閉経前後の数年間をさします。
原因 閉経を迎え、卵巣からの女性ホルモンの分泌量が激減すると、ホルモンのバランスに狂いが生じ、間脳や脳下垂体がこれまでどおりに働かなくなります。これが自律神経中枢に影響して、月経不順をはじめ、さまざまな心身の障害を引き起こします。
 また、この時期は子育てが終わって、新しいライフステージに移るときと重なっていることから、社会や家庭に対する不安がつのる傾向があります。本人の性格と、社会的環境の変化やそれに伴う精神状態の変化が微妙に作用しあいながら、身体的要因に重なって障害が起こるようです。
症状 原因がないのにいろいろな症状があらわれ(不定愁訴)、それらの症状が外からの影響によって変わりやすいのが特徴です。
 頭痛、頭重感、肩こり、腰痛、全身倦怠(ぜんしんけんたい)、どうき、手足の冷え、手足のしびれ、不眠、性欲減退、めまい、耳鳴り、ほてり、のぼせなどがよくみられる症状です。ほかに、憂うつ、イライラなどの精神神経障害もあらわれます。
治療 更年期には誰でも大なり小なり、右のような症状が出てくるものなので、あまり悩まないのがいちばんです。栄養バランスのよい食事をし、趣味などをもって前向きに生きる姿勢が大切です。症状がひどい場合には、ホルモン剤、精神安定剤をはじめ、各症状に応じた薬が処方されます。

●不感症(オーガズム不全)
 性交の際に快感を覚えないことをいいますが、個人差もあるのであまりくよくよする必要はありません。
 最大の原因は心理的な葛藤(かっとう)です。専門医による精神分析療法や、催眠、面接などの方法がとられます。パートナー同伴の受診で、治療者側も男女1組で対応し、効果を上げる方法もよく行われます。