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現代医学 |
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漢方薬 |
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| 病気編 女性の病気 月経困難症/不正出血 |
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| ●月経困難症 ●不正出血 |
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女性の内性器のしくみ 卵巣は、女性ホルモンの分泌や卵胞(らんぽう)を成熟させるといった重要な機能をもつ。ここで排卵された卵子は、腟(ちつ)から子宮を通って入ってきた精子と卵管内で受精し、子宮内膜に着床する |
●不正出血
月経とは無関係に起こる不規則な出血です。子宮や卵巣の病気がない場合の機能性出血と、何らかの疾患があるために起こる器質性子宮出血とがあります。
機能性出血 精神的なショックやストレス、過労のために、下垂体調節ホルモンの分泌に異常が起こることが原因です。このため卵巣が正常に働かなくなり、排卵が障害されて出血が起こります。
初潮後の数年間に起こるケースを思春期出血といいます。この時期は、子宮の発育も不十分で、卵巣の働きもまだ完全とはいえない状態です。ほんの些細(ささい)な精神的ショックにもホルモンの機能は敏感に反応し、排卵が障害されて機能性出血を起こします。受験やテストの失敗、失恋、家庭内のいざこざが、脳の下垂体に影響を与えるのです。
頻繁(ひんぱん)に起こったり、出血が長びいたりすると、貧血が起き、心臓にも負担がかかります。また疲れやすくなったり、根気がなくなったりするので、早めに専門医を受診することをすすめます。
中年過ぎに起こるケースは更年期出血と呼ばれます。排卵は正常にありながら、黄体ホルモンが不足しているため、月経の1週間くらい前に機能性出血を起こすのです。また、排卵の時期に出血する中間期出血も機能性のものといえます。出血が毎月続く場合や、出血量が多い場合には、ホルモン剤を投与して治療します。
器質性子宮出血 まず、妊娠に関係した出血が考えられます。流産、胞状奇胎(ほうじょうきたい)、子宮外妊娠などの異常妊娠によって出血する場合があります。
また、子宮、卵巣、卵管などに炎症があると、出血することがあります。
さらに子宮筋腫やポリープなどの良性の腫瘍(しゅよう)ができているために出血することもあります。ほかに、子宮頸がん(しきゅうけいがん)、子宮体がん、絨毛がん(じゅうもうがん)、子宮肉腫などの悪性腫瘍の場合も不正出血を起こします。これらの病気は、この不正出血が非常に重要な症状となりますので、十分に注意をはらい、早期発見、早期治療を心がけましょう。
●性の相談は? 日本赤十字社医寮センターカウンセリング・サービス TEL03−3400−1311へ。毎週木曜日13:00〜16:00に予約受付。