現代医学 漢方薬

病気編 内分泌・代謝異常・栄養障害 甲状腺機能亢進症 〈コラム〉
バセドウ病は自己免疫によって起こる
 バセドウ病の原因は、最近、自己免疫であると考えられるようになりました。
 甲状腺(こうじょうせん)は、脳の下垂体から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)に刺激されて、甲状腺ホルモンを分泌します。
 甲状腺の細胞には受容体というものがあって、このTSHの刺激を受けるのです。
 自己免疫というのは、自分の体を構成する成分に対して、ウイルスや細菌などのような異物に対するのと同じような抗体をつくることをいいます。
 バセドウ病の場合は、TSHを受ける受容体を抗原とする抗体ができ、受容体を攻撃します。
 受容体は、抗体からの攻撃をTSHの刺激と同様に受けとめて、働きが活発になり、ホルモンの分泌が多くなってしまうのです。
 なぜこのような自己免疫の抗体ができるのかはまだ疑問で、今後の解明が待たれるところです。