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現代医学 |
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漢方薬 |
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| 病気編 内分泌・代謝異常・栄養障害 甲状腺機能亢進症 |
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甲状腺のしくみ 甲状腺ホルモンは、体内にとり入れられて吸収・分解された栄養素を、熱とエネルギーに変え、新陳代謝をスムーズにする働きがある |
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下垂体の主な働き 下垂体は、甲状腺だけでなく、いろいろな臓器を刺激して、ホルモンを分泌させたり、全身の細胞に働きかけて成長を促進させたり、代謝を調節する役割を果たしている |
症状
心拍数がふえる 健康な人が1分間に60〜70回拍動するのに対し、90〜100回、それ以上になることもあります。拍動も強くなります。
体温が上がる 体内に熱やエネルギーがふえるためです。汗もよくかきます。
食欲が増す たくさん食べますが、体重は減少します。
のどがかわく 水をたくさん飲むようになり、大量に汗をかきます。
どうき、息切れ 安静にしていても激しくなります。
眼球が突き出す 約半数の人にみられます。
のどぼとけの腫(は)れ 甲状腺が腫れ、のどぼとけが大きくなります。
皮膚の異常 色素がふえて、肌の色が黒くなります。
月経不順 月経が減ったり、流産しやすくなります。
落ち着かない イライラして怒りっぽくなったり、集中力がなくなることがあります。
こういったさまざまな症状が徐々にあらわれます。
治療
まず薬物療法を行い、必要に応じて別の治療法を併せて行います。
薬 甲状腺ホルモンの合成や分泌を抑える薬を服用します。かなり長い期間、根気よく飲みつづけなければなりませんが、約60%の人が、5年以内で治癒(ちゆ)しています。
アイソトープ 放射性ヨード剤を服用します。ヨードをとり入れる甲状腺の性質を利用し、細胞を破壊する方法です。
手術 甲状腺の一部を切除し、ホルモンの分泌量を減らします。妊娠や出産のために早く治したい人や、薬の効果があまり上がらない人に適した方法です。手術を受けた人の80〜90%が、手術後は薬の服用が必要なくなるほど効果的な治療法です。
生活上の注意
安静 心身ともに、安静が大切です。ストレスを避け、自分のペ−スを守りましょう。
食事 ビタミン、たんぱく質を十分にとります。
定期検査 自覚症状がなくなっても安心は禁物です。再発防止のためにも、半年に1度は必ず医師の診察を受けましょう。
妊娠と出産 治療後、症状がほとんどなくなれば、妊娠、出産も可能です。ただし、あくまでも、医師の指導を受けながら、慎重に計画します。
●甲状腺機能低下症とは だるい、全身が冷える、皮膚がかさつく、顔がむくむ、貧血、が主症状。甲状腺ホルモン剤の服用でよくなる。