現代医学 食事

病気編 肝臓の病気 急性肝炎

急性肝炎をなおす食事の 原則
 初期は糖質中心の食事にする
 食欲をうながす工夫をする
 消化のよい食品を選ぶ
 症状が安定したら、脂肪はむやみに減らさない
 症状が安定したら、良質たんぱく質、ビタミン、ミネラルを積極的にとる

●消化のよい高栄養のおかず
●黄疸をなおす漢方食

●少量で栄養のあるものを
 発熱や吐きけ、だるさ、食欲不振などの症状が伴うため、必要な栄養量がとれない場合があります。特に初期は、吐きけや嘔吐(おうと)、食欲不振が強いので、エネルギーの補給と肝臓の保護を目的にふどう糖を中心にした点滴静注が行われます。その後、症状の回復に従い、流動食、固形食へと移行します。良質たんぱく質を徐々にふやしてエネルギー量を確保するようにします。消化のよい食品を選び、また、食欲をうながすため、さっぱりとした口当たりのよいものや酸味、香辛料をじょうずにとり入れて工夫します。
 脂肪は、良質たんぱく質とともに、過不足なく、十分にとったほうが、肝臓の機能の回復が早いことがわかっているので、適量をとります。


●消化のよい高栄養のおかず
さっぱりした口当たり
[蒸しガレイの梅ソースかけ]
80kcal たんぱく質13.5g 塩分1.3g
●材料
カレイ1切れ(70g) 梅干し5g しょうゆ小さじ1/3 みりん小さじ1/3 カレイの蒸し汁小さじ1 酒小さじ4/5 キュウリ1/5本
●作り方
[1]カレイは酒をふり、皿にのせて蒸し器に入れ、約10分蒸す。蒸し汁はとっておく。
[2]梅干しは種を除いて裏ごしし、しょうゆ、みりん、[1]の蒸し汁でのばして[1]にかけ、蛇腹切りにしたキュウリを添える。

のどごしがよく、食がすすむ
[卵豆腐のエビあんかけ]
107kcal たんぱく質9.4g 塩分1.2g
●材料
卵1個(50g) だし汁カップ1/2 塩小さじ1/10 エビ20g グリンピース5g しょうゆ小さじ2/3 みりん小さじ1/3 片栗粉小さじ1/3
●作り方
[1]卵をほぐし、だし汁の半量と塩を混ぜ、流し缶にこし入れ、強火で2分、弱火で10〜15分蒸す。
[2]エビは殻をむいて背ワタを除き、残りのだし汁、みりん、しょうゆで煮、グリンピース、水溶き片栗粉を加える。


●黄疸をなおす漢方食
 黄疸(おうだん)の食養法は古くから研究され、効果を上げています。
〈シジミ〉 煮て食べてもよいし、スープにしてもよい。
〈タニシ〉 酒で煮て食べる。
〈ナシ〉 薄く切って酢につけたものを毎日食べる。
〈トウガン〉 ジュースにして毎日飲む。煮て食べてもよい。そのほか、金針菜(きんしんさい)、大根、セリ、カワラヨモギ茶も有効です。
黄疸にはいちばんの特効食
[シジミと金針菜のスープ]
●作り方
シジミの煮出し汁に金針菜のもどし汁を加え、金針菜、ニンジン、トウガンを入れて煮、塩、しょうゆ、コショウで調味し、セリを添える。