現代医学 ツボ

症状編 手足のしびれ・まひ
 しびれとまひは、体中にはりめぐらされている神経の、知覚機能に障害があるときにあらわれる症状です。
 医学的には、しびれとまひは3つの種類に分けられます。
[1]熱い、冷たいがわからないような感覚のにぶい状態。
[2]手足に力が入らず動かせない運動まひ。
[3]正座のあとのジンジンする足のしびれのような異常感覚。
 正座や腕まくらをしたあとの一時的なしびれ以外は、何らかの病気のサインであることが考えられます。

原因となる病気
 まひとしびれの原因となる病気は、大きく分けると次の部分に起こります。
末梢神経(まっしょうしんけい) 障害のある神経の末端がしびれる。
脊髄(せきずい)と神経根 ある部分から下だけしびれる。あるいは手や足の神経にそってしびれる。
内臓 全身どことなくしびれた感じ。しびれの境界線がはっきりしない。
背骨 老人に多い。老化のための変形などにより、骨が神経を圧迫するため。異常の起きた骨が頸椎(けいつい)だと手のしびれ、腰椎(ようつい)だと足のしびれになる。また日によって、左がしびれたり、右がしびれたりする。
 左あるいは右半身だけのしびれ。突然しびれて力がぬけたりすることもある。

手足のしびれ・まひの手当
 手足がしびれた場合には、まず軽くマッサージをしてようすをみます。しかし、このマッサージで治らない場合には、医師の診察を受けます。
 突然のまひは、脳出血など脳血管障害による場合が多いので、医師がくるまでの間、患者を安静にさせます。
 まひが徐々にあらわれたときは、熱があるか、意識障害があるかなど、まひ以外の症状もよく調べておいて医師の診察を受けます。


●手足の指先がしびれるHAM(ハム) 近年発見された病気で、成人T細胞ウイルスが原因の脊髄炎(せきずいえん)。進行すると歩けなくなることもある。