現代医学 ツボ

症状編 呼吸が苦しい
呼吸が苦しくなる原因
 健康な人でも、運動すれば息は苦しくなります。しかし、たびたび起こる息切れに慣れてしまったり、年のせいにして、そのままにしておくのは危険です。息苦しさは呼吸器系の病気だけでなく、循環器系の病気の症状としてもあらわれるからです。このほか、貧血、筋ジストロフィー症、糖尿病や、脳卒中などによって脳の呼吸調節が狂ったときにも、呼吸が苦しくなります。
呼吸器系の病気 細菌やアレルギ−などによって気管支や肺に異常が起こると、呼吸が苦しくなります。炎症や気管支の収縮のため、気道が狭くなるからです。せきやたんを伴うことが多いのですが、次のときにはあてはまりません。
●酸素のとりすぎ 過換気症候群といい、若い女性に多い。神経症の人に起こりやすい。
●肺が破れる 若い男性に多く、突然、呼吸が苦しくなる。X線検査ですぐに診断できる。
循環器系の病気 血液中の酸素が不足するため、息苦しいような感じがします。せきやたんを伴うことはありませんが、どうきがすることがあります。

呼吸が苦しいときの手当
●鼻づまりやたんを出してやる。
●座ってまくらなどに伏せた姿勢にすると楽になる。
●衣服やベルト、コルセットをゆるめて体を楽にし、安静にさせる。
●移動させるときは、なるべくゆっくりとした動きをとらせる。
●換気に注意する。
●呼吸の状態や、意識、顔色、苦痛のようす、その他の症状を観察して医師の診断の助けにする。
 ひどい呼吸困難が起きたときは、すぐ病院に連絡します。病院では次の処置がとられます。
[1]気道確保 気道がふさがっているときは手術をすることも。
[2]酸素吸入 鼻腔(びくう)カテーテル、マスク、テントなどを用いる。
[3]薬物療法 気管支拡張剤、去たん剤を用いる。