基礎知識編 PART2 救急法
日常の事故――こんなときどうする

鼻血が出た
下を向いてえり元をゆるめ、指で鼻をつまむ。量が多ければ、ガーゼを丸めてつめる。高齢者や血が止まりにくいときは耳鼻科へ。

足がつった
親指をしっかりつかみ、そらしながら徐々に足を伸ばす。ふくらはぎの筋肉をマッサージして、よくもみほぐす。温湿布するとよい。

生づめがはがれた
はがれそうなつめを無理にとらないこと。とりあえず包帯で押さえて外科へ。必要があれば医師につめをとってもらう。



くぎが刺さった
傷が深く、古くぎなどのように汚れがひどい場合は、化膿(かのう)したり、破傷風の危険もある。くぎを抜いたら傷口を洗って消毒し、外科へ。

トゲが刺さった
トゲの先が出ていれば、毛抜きで抜く。周囲を押して血を出し、消毒する。トゲは化膿(かのう)しやすいのでとれないときは外科へ。

靴ずれができた
患部を消毒し、救急ばんそう膏(ばんそうこう)で保護する。靴ずれは予防が大切。新しい靴などで靴ずれができそうなときは、前もって保護しておく。



釣り針が刺さった
釣り針の先が外側に出るまで押し、かえしになっている部分が出たらペンチで切って抜く。消毒後、病院へ行く。

目にごみが入った
涙で流れないときは、洗面器に水を入れて目をパチパチさせる。または、ぬらした綿棒の先でそっとぬぐいとる。布でこすらないこと。

食中毒を起こした
ひどい下痢には番茶などで水分補給を。家族や、会食をした人たちも同じような症状を起こしていないか、確かめる。まちがって毒物を食べることもあるので早急に医師に受診する。



ガス中毒を起こした
風通しのよい場所へ移動させ、衣類をゆるめ、気道を開いて人工呼吸を。酸素吸入が必要なので急いで救急車を呼ぶ。

乗り物に酔った
前もって酔い止めの薬を飲んでおくとよい。気分が悪くなったら窓をあける。シートを倒し、あお向けに寝て、外を見ないようにする。

光化学スモッグ
目が痛い場合は流水で洗い、うがいを十分する。スモッグを避け、外でのスポーツなどは中止して、室内で安静にする。



ハチに刺された
針を抜き、毒を吸い出して水で冷やす。重症になる人もあり、注意。

毛虫に刺された
石けん水で洗う。かかないこと。種類によっては受診。

耳に虫が入った
光のほうに耳を向けたり、耳に懐中電灯を当て、虫が出てくるのを待つ。だめなら、油を1滴耳の中にたらして殺し、ピンセットでとる。



クラゲに刺された
砂のかたまりで患部をこすって針をとる。真水でよく洗う。

ヘビにかまれた
毒ヘビなら十分毒を吸い出し、冷やす。すぐに医者ヘ。歩かせない。

犬・猫にかまれた
傷は小さくても、歯や唾液(だえき)から病原菌が入って化膿(かのう)しやすい。流水でよく洗って消毒する。飼い犬なら予防接種の確認を。



● 指輪が抜けない 数本よった糸を指輪の前に数回強く巻き、片方の端を指輪の下から通す。糸の端を引き起こしながら前へ進める。
● 感電したら まず電源を切り、救助者の二次感電に注意し、患者の体を電源から引き離す。必要に応じて人工呼吸、心臓マッサージを。
● 洗剤中毒を起こしたら 酸性とアルカリ性の洗浄洗剤を併用すると、塩素ガスによる急性中毒に。すぐ新鮮な空気の吸える場所へ移す。