基礎知識編 PART2 救急法
血を吐いた・下血した
血を吐いたときには、まず吐血か喀血(かっけつ)かを判断します。喀血は肺など呼吸器からの出血で、吐血は食道、胃、腸など消化管からの出血をいいます。また、喀血のほとんどは鮮明な赤色でせきとともに吐き、吐血は黒っぽい血液で、嘔吐(おうと)とまじっています。
実際には区別がつきにくいものですから、まずは安静を保ち、救急車を呼びます。患者を「心配ない」などと励ますことも大切です。
下血とは、便にまじって血液が出てくることで、吐血同様、消化管からの出血がほとんどです。胃や十二指腸など上部消化管からの出血は、黒いコールタールのような便が出ます。大腸、直腸など下部消化管や肛門{こうもん:痔(じ)}からの出血は、鮮血が便にまじって出ます。
症状が軽くても、必ず受診すること。大量の下血や貧血など全身症状のみられるときは、救急処置の必要があることも。
喀血の場合
足を高くし、窒息しないように体を横向きにする
吐血の場合
足を高くし、顔を横向きにして寝かせる。上腹部を氷のうで冷やす。吐血が止まったら、食塩水などで口をすすぐ