基礎知識編 PART2 救急法
心臓が止まった(心臓マッサージ)
 心臓が止まったり、脈が触れなかったり、瞳孔(どうこう)も開いていたら、すぐに心臓マッサージをします。脈が止まって4分以内に始めないと、手遅れになることもあります。
 しかし、心臓や呼吸の停止の確認や、手の位置、圧迫の程度、胸骨骨折の可能性など、むずかしい点も多く、安易に行うと危険を伴います。救急法講習会などで正しい技術を身につけることが大切です。

おとなの場合

1 かたい床に事故者をあお向けに寝かせる。胸骨(胸の中央に縦に長く触れる骨)の下端に指2本を置き、その上方に手のひらをあてる。ここが圧迫する正しい位置
2 ひじを伸ばし、上半身の体重をかけながら、1秒に1回の割合で真下に押していく。息が止まっていて、人工呼吸を同時にする場合は、心臓マッサージ15回続けて人工呼吸2回をくり返す。2人で行うときは、心臓マッサージ5回、人工呼吸1回を交互に続ける


1分間に60回、1秒間に1回圧迫する。その際、胸骨が3〜4cm沈む程度の力で押すこと。力の入れ方が弱いと効果がないが、あまり強く押しすぎると胸骨骨折になることもある。力の入れ方には十分な注意が必要 片方の手のひらを下に向け、もう片方の手を上に重ね合わせるか、指を組み、手首側で胸を圧迫する

幼児の場合

胸骨の中央部が3〜4cm沈むよう、手のひらのつけ根で1分間に80回ぐらい押す

乳児の場合

胸骨の中央部が2〜3cm沈むよう、1分間に100回ぐらい突くように圧迫する
1人で行う場合は、2回人工呼吸、15回心臓マッサージを行い、これをくり返す