| 基礎知識編 PART1 ツボ療法入門 | |
| 指圧とマッサージのしかた |
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手技療法には、押す(圧迫法)、もむ{揉捏法(じゅうねつほう)}、なでる・さする{軽擦法(けいさつほう)}、ふるわせる{振戦法(しんせんほう)}、たたく{叩打法(こうだほう)}といった方法があります。 ツボの位置や病人の体力を考慮に入れながら、最も合う方法を選びます。 何も道具を使わず、手指だけで体の異常を治すわけですから、それなりにコツがいります。まずそれをマスターしましょう。 |
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●押す 基本的な押し方は、親指か親指以外の4指、または手のひらをツボにあて、3〜5kgの圧力で、3〜5秒間を1回として行います。 ポイントは、常に体重を指先にかけて、一定の圧力を加えたら、ゆっくり力をぬくことです。指先にかける力を一定に保つには、いつも相手を利き手側に寝かせることが大切です。 「少し痛いが快く」感じる押し方が理想的ですが、粗暴にならないように注意。押す方向は、必ず相手の人の体の中心に向かいます。 |
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| 親指で | 両手で | 3〜5kgの圧力の加減は、へルスメーターなどを利用して感じをつかもう | ||
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●指ハリ 中国から移入した手技で、指を鍼(はり)に代用して行う治療法です。親指か人さし指の関節をカギ状に曲げて、指先で「の」の字を書くようにこねる感じで押し、ツボに刺激を与えます。 5〜7kgのやや強めの圧力をかけて押します。 |
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指ハリは指の関節を直角に曲げて押す。先端を立てて押すので、長いつめはタブ− | ||
●もむ筋肉をマッサージするときに行う手技です。筋肉をつかみとり、手のひら、または指の腹全体を使って、やわらかく、ゆっくりもんでいきます。 その際、右回りに小さな輪(または「の」の字)を書くようにするのがコツ。指先だけでもむと、皮膚をこすってしまうので、注意します。この手技で、点状、かたいすじ状、かたまり状のしこりのあるツボをいくつかいっしょに治療することができます。 |
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●なでる・さする 治療する部分に手のひらをつけて、終始、同じ強さでなでたり、さすったりします。 |
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| 両手で | 片手で | |
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●ふるわせる 手のひらや指先を体にあてて、軽く押しながらリズミカルに振動させます。腕はまっすぐ上げ、足は足首を持ち、ピンと伸ばしてふるわせます。筋肉のまひ、しびれ感のあるときによい手技です。 |
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| まず筋肉をもみほぐす | 手を持ってふるわせる | |
| ●東洋医学の六腑(ろっぷ)とは 胆、小腸、胃、大腸、膀胱(ぼうこう)、三焦(さんしょう:人間の体は温かいので熱源があるはずという考え方に基づいた臓器)をさす。 |