子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)は、あくまでも良性の腫瘍(しゅよう)です。進行途中で悪性のがんに変わることは、まずありません。
がんは、腫瘍が大きくなるにつれて、まわりの組織の中にまでくい込んでいったり、まったく別の場所に転移したりするものですが、筋腫はこのような進行はしません。たとえどんどん大きくなっても、筋腫そのものがふくれるだけなので、そのまわりにある組織は押しのけられていく格好になります。
しかしごくまれに、筋腫の中の一部分が悪性化することがあります。これは、膨張速度(ぼうちょうそくど)が速い大きな筋腫の場合に起こりうるケースです。ただ、その発生率はきわめて低いので、筋腫が大きいからといって深刻に悩む必要はないでしょう。
子宮筋腫の診断は、内診所見のほか、超音波断層検査、X線CT検査、子宮内膜と子宮腟部(しきゅうちつぶ)のがん検査などによって行われます。がん検査は、がんではないことを確認するために行われると考えてください。
しかし、子宮筋腫の場合、さまざまな症状があらわれるので、医師の指示に従って、以上のような検査を定期的に行う必要があります。
よけいな心配は無用ですが、正確な診断とそれに基づく適切な治療は大切です。
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