現代医学 漢方薬

病気編 歯・口の病気 歯髄炎/歯槽膿漏症
 歯が痛む場合、漢方では根本的な治療はできません。全身症状があり、その結果として歯が痛むときの補助的な処方となります。したがって、歯が痛いときは、必ず歯科医に行って治療を受けるようにします。

体力があり、太っている人は
 おなかがビール樽のようにふくらんでいて、むくみがあり、肉をとりすぎ、常習便秘の傾向のある人、また、高血圧症、心臓衰弱、動脈硬化症、腎臓病(じんぞうびょう)などのある人の歯槽膿漏症(しそうのうろうしょう)には、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)が効きます。

体力がふつうの人は
 歯ぐきが腫(は)れて痛み、しかも経過が長びいて、患部に膿汁(のうじゅう)が出ている場合には、排膿散(はいのうさん)立効散(りっこうさん)を用いると効果があります。

体力がない人は
 体力がなかったり、落ちていて、貧血を起こしやすく、体のだるさ、疲労感のある人には、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)を用います。
 そのほか、歯や歯ぐきの病気に効く代表的な薬としては、加味清胃散(かみせいいさん)があります。また、胃の調子がよくないという症状を伴う場合には、甘露飲(かんろいん)が効きます。