| 病気編 腎臓の病気 腎盂腎炎 〈コラム〉 | |
| 腎不全の治療[2]完全に社会復帰ができる腎臓移植 |
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若い人は透析よりも移植が向く 慢性腎不全の根本的な治療法として腎臓移植(じんぞういしょく)があります。 これは、肉親から腎臓を1つもらったり、死亡した人の腎臓をもらって患者に移植する方法です。 人工腎臓{透析法(とうせきほう)}は一生つづけなければなりませんし、同時にきびしい生活管理も必要です。 また長く透析をしていると、骨関節障害やアミロイド(たんぱく様物質)沈着を起こすことがあります。 一方腎臓移植は、成功すれば正常な腎臓が働くので、食事や合併症の心配もなく、健康をとりもどすことができます。もちろん社会復帰も可能です。長期間透析をしつづけなければならない若い人の腎不全では、腎臓移植が特にすすめられます。 なお臓器移植では拒絶反応が心配されますが、免疫抑制剤が開発され、少なくなっています。 日本は生体腎移植が主 腎臓は1つでも通常の70%は働きます。 しかし、健康人の腎臓を摘出することは種々の問題があり、死体腎移植が今や世界的趨勢(せかいてきすうせい)です。わが国では脳死問題が解決されず、年間約600件のうち80%が生体腎移植です(アメリカでは死体腎移植が9000件中85%、ヨーロッパでは8000件中90%)。 現在、日本では約4万人の患者が腎臓移植を待っており、腎臓提供者(腎臓バンクに登録して、死後利用に役立てる)の協力が望まれています。 ●〈コラム〉腎不全の治療[1]注目される携行人工透析 |