現代医学

病気編 循環器の病気
現代医学でなおす
〈コラム〉心臓病を起こしやすい性格がある

原因
 心臓に異常があるために起こる呼吸困難の発作が、心臓ぜんそくです。左心室の収縮力が低下し、全身に血液が送り出せなくなる状態で、左心不全ともいいます。
 心臓ぜんそくの原因となる病気は、心臓弁膜症、高血圧性心臓病、虚血性心臓病、先天性心臓病、特発性心筋症、心筋炎、心内膜炎、心外膜炎などです。これらの病気があると、心臓が十分に働かなくなり(心不全)、肺に血液がたまるようになります(肺のうっ血)。そのために呼吸の異常があらわれるのです。

症状
 気管支ぜんそくと似ていますが、心臓ぜんそくの場合は、次のような特徴があります。
呼吸 ゼイゼイと重く浅い呼吸をくり返します。発作がひどいときは、横になるより上体を起こしていたほうが、呼吸が楽です。
たん 泡のようなうすいたんです。血がまじってさび色になったり、ピンク色になったりすることもあります。
 弱くなります。気管支ぜんそくでは、脈は弱くなりません。
顔色 まっ青になったり、チアノーゼが出たりします。赤みを帯びた顔色になる気管支ぜんそくとは対照的です。
 冷や汗をかくことがあります。
 その他、表にあげたような違いがみられます。

治療と予防
 原因となっている心臓の病気を治療します。
 また、心臓ぜんそくは発作をくり返すうち、死に至ることもあるので、発作を防ぐことも重要です。
生活 心臓に負担のかかることは避けます。激しい運動やタバコは厳禁です。発作が起きてしまったときは、心臓の負担を減らすために、安静を守ります。
精神の安静 心臓の負担となる精神的ストレスや不安などをなくすよう、心がけます。
食事 栄養のバランスがとれ、消化しやすい食事を、腹八分目にとります。塩分を控え、アルコールもやめます。


心臓ぜんそくと気管支ぜんそくの違い

心臓ぜんそく 気管支ぜんそく
発作が起きやすい時間 夜、寝床に入ってから1〜2時間後に多く、発作の前にうなされることもある 午前1時から早朝の午前5時くらいの間に起きることが多い
呼吸の音 息を吸い込むときに変な音がする 息を吐くときにゼイゼイ、ヒューヒュー音がする
たん 粘りは少なく、泡が立っていたり、ピンクやさび色になることもある 透明でねばねばしていて、切れにくい
原因となる病気 心臓の疾患 アレルギー
かかりやすい年齢 中年以降に多いが、心臓に病気があれば若い人にもみられる 子供から成人まで。大部分は若い人