| 基礎知識編 PART1 民間療法入門 薬草の採取と栽培 | |
| 採取後の保存 |
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![]() 採取後の保存のしかた |
採取した野草は、新鮮なうちに処理しましょう。鮮度が落ちると薬効成分が低下してしまうからです。手際よく処理して、分類・保存しておきます。 干し方 センブリのように洗わないものを除き、水でていねいに泥と汚れ・農薬などを落とします。40度以下のぬるま湯でさっと湯通ししてもよいでしょう。根や地下茎を利用する場合は、特に念入りに洗います。十分に水きりしたら、風通しのよい場所で乾燥させます。根や皮、幹、かたい茎、果実などは日干し、葉、やわらかい茎、花、つぼみなどは陰干しにするのが原則です。葉をもむとにおう草は、においがとばないよう陰干しにしますが、ドクダミだけは内服用を天日干しします。根や幹、枝などの大きいものは、乾燥前に細かく刻んでおきます。ムシロやゴザ、少量ならざるに広げ、途中で上下を返し、まんべんなく日に当てます。干すのは10〜14時くらいまでがよく、それ以降は湿気を吸うのでやめましょう。 雨や夜露にあてないよう気をつけて干しますが、カラカラに干し上がったところで一晩、外気にあて、少し湿気をもどします。こなごなに砕けて品質が低下するのを防止するためです。 乾燥後 細かく切ります。やわらかいものは手でもみ砕いてもよいでしょう。 保存 湿気に注意して、かびや虫の発生を防ぎます。厚手の丈夫な紙袋に入れ、直射日光が当たらず、風通し良好で、温度や湿度の変化が少ない場所に、吸湿剤とともに保管します。ビニール袋は空気の流通がないのでかびが生えやすく不適当です。茶筒やアルミ缶など湿気を寄せつけない容器に、吸湿剤とともに保存したり、梅雨期から夏は、冷蔵庫に保管してもよいでしょう。 紙袋や容器に、植物名と採取年月日を書いておき、衣類の虫干し同様、ときどき、袋から出して日に当てます。保存期間は1年間を目安にします。 その他の保存法 冷凍は、必要なときにすぐ使える手軽な保存法です。マイナス20度前後で急速冷凍すると、風味をそこなわずに長期保存できます。水煮は、軽くゆでてびん詰めにする方法。塩漬けはあら塩などで漬ける方法ですが長期間保存には向きません。 |
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| ●薬草を加工する際の注意 植物の鮮度が落ちないうちに、手早く洗って保存処理すること。洗うときに、洗剤は絶対に使わない。 |