基礎知識編 PART1 民間療法入門 薬草の採取と栽培
身近な薬草に注目
 民間薬として使える薬草は、庭のすみや近所の空き地など、身近な場所にも、意外に多いものです。また、簡単に育てられる薬草を庭に植え、すぐ利用できるようにしておくのもよいでしょう。

家庭菜園やプランターで栽培する
 大根、長ネギ、ショウガ、シソ、ニラ、パセリなど薬効のある野菜を、家庭菜園で栽培しておくと、必要なときにすぐ利用できるので、たいへん便利です。
 “西洋漢方”とも呼ばれ、健康増進、美容のほか、防虫、防臭などにも効果のあるハーブ類も植えてみましょう。
 ハーブや、キキョウ、リンドウなどをプランターや鉢植えにし、ベランダに置くのもよいでしょう。

●家庭菜園やベランダで栽培できる植物
[春]
セリ、ミツバ、エルダー、カミツレ、チャービル
[夏]
キキョウ、キュウリ、シソ、スイカ、ハブソウ(葉)、ベニバナ、ショウガ(花)、セージ、タイム、タラゴン、バジル、ミント、ラベンダー、レモンバーム
[秋]
エビスグサ、サフラン、シソ(種子)、ショウガ、唐辛子、ニラ、ニンニク、ハトムギ、ハブソウ(種子)、リンドウ
[冬]
大根、コンフリー(根)、セイボリー
[四季を通じて]
アロエ、長ネギ、ミョウガ(根茎)、ローズマリー

庭に植えて楽しめる薬用植物
 薬効のある植物で、観賞用や食用にも適した種類を選んで、庭に植えると、実用性と楽しみの両面を満たすことができます。各シーズンをそれぞれ彩り、薬効も偏らない組み合わせを考えるとよいでしょう。山野で採取した薬草は、自生していた場所に似た条件のところに植えます。

●観賞用にもなる庭の薬用植物
[春]
ニワトコ(花)、桃(花)
[夏]
梅、柿(葉)、クコ(葉)、桜(皮)、ナツミカン、ニワトコ(葉)、ビワ(実)、桃(葉)、ユキノシタ、ユスラウメ
[秋]
キササゲ、クコ(実と根皮)、サンザシ、ダイダイ、ツワブキ(根茎)、リンゴ
[冬]
キンカン、ナンテン、ミカン、ユズ
[四季を通じて]
ツワブキ(葉)、ビワ(生葉)

身近にある野生の薬用植物
[春]
アカザ(春〜初秋)、カキドオシ、クサノオウ、タンポポ、ナズナ
[夏]
オオバコ(全草)、カラスビシャク、クズ、ゲンノショウコ、ドクダミ、メハジキ、ユキノシタ、ヨモギ(葉)
[秋]
オオバコ(種子)、オナモミ、カラスウリ、カワラナデシコ
[冬]
イタドリ、サジオモダカ
[四季を通じて]
ドクダミ(生葉)、ハコベ、ユキノシタ(生葉)、ヨモギ(根)

家庭での栽培場所