基礎知識編 PART1 民間療法入門 薬草の採取と栽培
採取のしかた
●芽・茎・葉
 新芽は、アクの少ない早春に指先で摘みます。ある程度摘み残して、全体が枯れないようにします。
 茎を採取するのは、一般に花期か果実をつけるころがよく、根との境をナイフ、ハサミなどで切りとります。
 春先の若葉はつめでちぎるように摘み、夏から秋にかけての成熟葉はハサミかナイフで切りとります。

●花・実・根・全草
 花の適期は開花直前か開花中で、手で摘むかナイフで切りとります。木に咲く小花は、樹下にゴザなどを広げ、枝を軽く揺らして落とします。
 実は、完熟果を用いるのが一般的。低木の実は手で、高木は剪定バサミ(せんていバサミ)で、つぶさないように摘みます。ツル性木から実を採る場合は、木を傷めるのでツルを切ったり引っぱったりしないようにします。
 根の採取適期は地上部が枯れたころで、砂地ややわらかい土壌ならば、静かに引いて抜きます。根が大きければスコップ、小さければ園芸用シャベルを使い、根のまわりを大きく深く掘り下げます。全草の採取は、開花期か実の熟すころが適期で、地上部も根も傷つけないよう慎重に採取します。多年草は必ず何株か残します。




●薬草採取の注意 時間はなるべく午前中に。生葉は乾燥させると1/5〜1/10に減るので多めに。根などを掘りとったら埋めもどす。