| がん・アレルギー特集 アレルギー | |
| [2] アレルギーの治療 |
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根治につながる予防療法 アレルギーはアレルゲンが原因ですから、治療の根本は、まずアレルゲンを身の周りからとり除くことです。 しかし、アレルゲンとの接触をゼロにするのはなかなか困難なので、原因物質に対して免疫をつくる療法として、減感作療法(げんかんさりょうほう)が用いられます。アレルゲンを少しずつ注射または口から与え、体がアレルゲンに慣れるようにするものです。ただし、治療は数年の長期にわたるのがふつうです。したがって、最近では症状をおさえるための対症療法が進歩し、副作用が少ない薬で長期に症状をおさえておくと、根治する場合もあることがわかり、いろいろな治療のガイドラインなどが世界的に提案されています。薬としては抗ヒスタミン剤やステロイド剤{副腎皮質ホルモン剤(ふくじんひしつホルモンざい)}などがあります。薬物療法では、これまで副作用がいろいろと問題となっていましたが、最近では、効果が大きくしかも副作用の少ないものが次々に開発されており、効果的な治療ができるようになっています。 これらの薬には、経口薬、吸入薬、注射薬、鼻噴霧薬などの種類があり、アレルギーの種類や症状などによって使い分けられます。 一方、最近ではアレルギー症状の出る前に予防薬(抗アレルギー剤)を服用する、予防療法が注目されています。薬によって長期間発作が出ない状態を保っておくと、体の過敏性が低下し、薬を止めても長期に無症状となる場合もあります。 そのほか、アレルギーはストレスなどの精神的要因で起こることもあるため、心理療法が用いられることがあります。また、漢方薬による治療も効果があります。 アレルギーのメカニズム自体は、まだすべて解明されたわけではありません。そのためどれも決定的な治療法とはいえませんが、以上のような治療法によって根治する例も多いようです。 ●アレルギーとは 「正常と異なった反応」の意。ふつうの人には少ない抗体が過剰にできてしまったり、免疫反応が異常に強かったりする。 |