| がん・アレルギー特集 がん | |
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[6]がんの知識と治療 乳がん |
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乳がんの自己診断法 [1](イラスト上)右腕は体の横に置き、左手の親指を除く4本の指をそろえ、指の腹をすべらせるようにして右の乳房をていねいに調べる。わきの下の奥まで触れてみる [2](イラスト下)次に、右腕を頭の上に上げ、[1]と同様にしこりの有無を調べる。右の乳房が終わったら、同様にして右手で左の乳房を調べる |
症状
境界線の不明なかたいしこりで、押しても痛くない
最も一般的に認められる症状は、乳房のしこりです。手で触れるとすぐにわかります。
乳がんのしこりは、かたくて、境界線がはっきりしないのが特徴です。また押しても、ほとんど痛みを感じません。
しこりは乳がんだけにできるものではありませんが、しこりを発見したら、ともかくすぐに検診を受けることが大切です。
そのほか、乳房の皮膚が引きつれたようになることもあります。がん組織が、その周囲の組織を引っぱるからです。
乳がんは、ほとんどが乳腺(にゅうせん)のがんですが、まれに乳汁を分泌する乳管のがんもあります。この場合には、乳首から血の混入した分泌液が出ることがあります。
やはりまれな乳首のがんでは、乳首に湿疹(しっしん)のようなものができ、しだいにただれていきます。
炎症性乳がんも少ないがんですが、この場合にははっきりしたしこりを感じることができず、皮膚が赤くなったりむくんだりします。
乳がんは、自分でしこりなどの異常を発見して受診するケースがほとんどで、しかも比較的早期に発見できます。
乳房は目に見える場所ですので、定期的に自分自身の手で観察・触診してみましょう。
検査・治療
乳房をなるべく残し、精神的痛手を少なくするのが主流
専門医であれば、触診でだいたい診断できますが、さらにくわしく検査する場合には、X線撮影を行います。
乳房X線撮影は、マンモグラフィーと呼ばれ、脂肪に隠れた小さながん組織の影も鮮明に写し出すことができます。
そのほか、しこり部分に針を刺して組織の一部をとり出して検査したり、乳首を通じて乳管に造影剤を入れて撮影したりします。最近では、乳管に内視鏡を入れる検査法もあります。
乳がんはこれまで、肺や骨などに遠隔転移しやすいため、早期でも、大胸筋を含めた乳房を全摘出する手術が一般的でした。
しかし最近では、乳房を失うことの精神的打撃も考慮し、なるべく乳房を残す傾向になっています。
その第一歩は、大胸筋を残す手術です。乳房はなくなりますが、胸全体は筋肉のため、多少はなめらかになります。現在では、半数以上が大胸筋を残す手術です。また、背中の皮膚と筋肉を胸まで移動させて、乳房のふくらみをつくる手術なども行われています。
さらに早期がんでは、病巣部だけ小さく切除し、乳房そのものは残しておく乳房温存療法も行われています。病巣摘出後は、放射線療法を加え、転移を防止します。
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