がん・アレルギー特集 がん
[6]がんの知識と治療
絨毛がん
妊娠初期と間違えやすい。異常を感じたらすぐに精密検査を
 絨毛(じゅうもう)は、胎盤と子宮壁との接触面などにある小突起で、ここにできるのが、絨毛がんです。
 絨毛がんの半数の人が、過去にやはり絨毛組織から起こる胞状奇胎(ほうじょうきたい)という病気にかかっています。胞状奇胎は、ブドウの房状に変形した絨毛が、子宮内で増殖する病気です。
 胞状奇胎と絨毛がんは、関連のある病気と考えられ、一括して絨毛性腫瘍と呼ばれます。
 絨毛性腫瘍は、妊娠と同じような症状をあらわします。尿検査でも、陽性の妊娠反応が出ます。しかし出血があったり、つわりが異常に強かったり、妊娠中毒症を起こしたときには、精密検査をする必要があります。
 絨毛性腫瘍とわかったら、子宮内掻爬(しきゅうないそうは)によって、腫瘍をすべてとり去ります。再発した場合には、子宮摘出手術をしたり、化学療法や放射線治療を行います。