基礎知識編 PART2 救急法
意識がない
 意識不明の状態の際には、名前を呼んだり、手足をつねったりなどして、その反応をみて、意識の程度(意識度:表参照)をチェックします。同時に時間経過に伴う症状をすみやかにみます。必要ならすぐに気道を確保して人工呼吸、心臓マッサージを行います。強くゆすぶったり、水分や薬を勝手に与えてはいけません。意識がもどったら、「もう、大丈夫」のひと言が安心感を与えます。
意識の程度は?
[1]名前を呼んで返事があるか?
[2] ほおをたたいて反応するか?
[3]手足をつねって反応するか?


意識度のチェック
住所や名前、電話番号、今いる場所などを聞くと答えられる ほぼ正常
名前を呼ぶと、一時的に目覚めるが、すぐうとうとした状態になる 軽い意識障害(意識混濁)
手足を強くつねると、瞬時顔をしかめたり手を引っ込めるだけで、また眠ってしまう 少し進んだ意識障害{半昏睡(はんこんすい)}
手足を強くつねっても、まったく反応を示さない 昏睡状態

寝かせ方

手足をつねっても、まったく反応がない昏睡状態のときは、体を上向きか横向きにさせ、頭をそらせて寝かせる昏睡体位をとる。事故者の手をまくらがわりに頭の下に入れると息を吸いやすい
けがの個所がどこかはっきりしなくても、頭や背中が痛む場合は、とりあえず、平らな場所にあお向けに寝かせる。そして、毛布などで全身を包み込むようにくるんで、保温に気をつける


ショックを起こすと、脈や呼吸が速く弱くなり、冷や汗をかいて、顔面蒼白になる。ショック状態が長びくと、全身の衰弱がひどくなり、かなり危険。すぐに救急車の手配をする。応急処置として、両足を20〜30度くらいの角度に上げて寝かせ(ショック体位)、毛布などで保温し、安静にさせる。出血していたら、止血して、出血部分を高めの位置に置く