基礎知識編 PART1 民間療法入門 やさしい民間薬の利用法
ぬり薬・貼り薬

ナンテンの貼り薬

 消炎、鎮痛、解毒の作用がある薬草や生薬を、患部にぬったり、貼ったりする方法です。有効成分が皮膚から直接吸収されるので、痛み、傷、肩こり、皮膚病などにたいへん効き目があります。
 すりおろしたり、つぶしたりした材料をもめんの布にぬり広げ、患部に貼るのが一般的な方法です。粉末状にしたものを練って用いることもあります。ただし、薬剤が直接触れると、肌の弱い人はかえって炎症を起こしたりするので、ガーゼや和紙をあてたほうがよいでしょう。
 薬が乾燥したら、新しいものととりかえます。
 ふつう、ぬり薬・貼り薬ともに作りおきはできませんが、亜鉛華末を混ぜて作った軟膏(なんこう)などは常備薬とすることができます。

ぬり薬・貼り薬に用いる薬草・食品
里芋 関節炎、中耳炎、打撲、ねんざ、炎症、リウマチなどに
キハダの湿布薬 打ち身、腰痛、関節炎などに。粉末に酢と卵白を加える
カラシの湿布 肩こりに。和紙かガーゼにのばして貼る
ユキノシタ軟膏 切り傷に。生葉の汁に亜鉛華末を練り合わせる
ナンテンの葉の粉末 切り傷にふりかけ、ガーゼで覆っておくと化膿しない
天瓜粉(天花粉) 子供のあせもに。キカラスウリの根のでんぷんから作る
エンジュ末 口内の出血に。エンジュのつぼみを粉末化して用いる

●貼り薬でヒリヒリしたら カラシや唐辛子の湿布の場合、刺激が強すぎるとヒリヒリする。すぐとり除き、ぬるま湯で、患部をよく洗う。