現代医学 漢方薬

病気編 女性の病気 つわり/流産/妊娠中毒症
●つわり  ●流産  ●妊娠中毒症

●つわり{妊娠悪阻(にんしんおそ)}
 妊娠初期にあらわれる症状で、半月〜1か月くらい続きます。食欲不振、食べ物の好みの変化、むかつき、叶きけ、便秘、頭重、頭痛などが主なものです。また、微熱が出る人もいます。
 妊婦の50〜80%にみられ、初産婦に多い傾向があります。4か月目ほどに入るとだいたいおさまりますから、あまり気にせずに心身の安静を保つことが大切です。栄養価の高い食べ物を少しずつ食べていれば心配ありません。ひどい場合には、ぶどう糖の静脈注射などで栄養を補給します。

●流産
 流産には、妊娠第10週くらいまでの初期流産と、それ以降に起こる後期流産とがあります。
 初期流産の原因は、約半分が受精卵自身の染色体異常によるものです。もともと正常に発育する力がないための流産で、自然淘汰(しぜんとうた)の結果でもあり、防ぎようがありません。子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)、子宮の奇形、不適当な場所への着床など、母体に原因がある場合もあります。
 後期流産は、頸管不全症(けいかんふぜんしょう)という、子宮の入り口の締まりが悪いために起こるものです。原因がはっきりしているので、手術などの治療をして胎児を守ります。
 3回以上続けて流産をくり返した場合は習慣性流産といいます。

●妊娠中毒症
 妊娠中期の半ば過ぎに起こる、いわば胎盤の病気です。胎盤の機能が悪くなって胎児の栄養が不足し、それをなんとか補おうと、母体の血圧が高くなったり、たんぱく尿が出たり、むくんだりします。
 出産を迎え、胎児とともに胎盤が出てしまえば症状はなくなります。しかし症状が悪化すると激しい頭痛や視力の低下などが起き、全身のさまざまな器官が障害を受けます。さらにけいれんが起き、胎盤の早期剥離(そうきはくり)のために胎児だけでなく、母体の生命にまで危険が及びます。必ず医師による治療を受けてください。