ストレスが原因で、自分で無意識に髪を抜いてしまう、抜毛症(トリコチロマニア)という病気があります。
10代前半の女子に多くみられ、最近ふえています。
髪を抜くくせがつき、円形脱毛症のような脱毛斑(だつもうはん)ができます。
ほとんどが無意識で、自分では気がついていないこと、人前ではけっして髪を抜かないこと、抜けた髪を自分で始末してしまうことなどから、家族でもなかなか発見できないという特徴があります。
次のような点が、円形脱毛症との相違点です。●脱毛部分にちぎられた短い毛がある、●まわりの毛は軽く引っぱっても抜けない、●脱毛部分が移動する、●皮膚病はないのに頭をかゆがる、●机の周囲に抜けた毛が落ちている、●髪を洗ったときの抜け毛には増加がない、●小さいときに、つめをかんだり指をしゃぶるくせがあった、などです。
ストレスをとり除くことが、いちばんの治療法です。特に両親や家族の理解と正しい対応が重要です。意思の疎通をスムーズにするためには、医師の仲立ちが必要になることもあります。やたらにしかったり、禁止したりせず、コミュニケーションを緊密にしながら治していきましょう。
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