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病気編 循環器の病気 低血圧症
原因
 最大血圧が100mmHg以下の場合を低血圧と定義します。
 病気として問題になるのは、最大血圧が100mmHg以下であることに加えて、いろいろな自覚症状がある場合です。低血圧症は、その原因によって、本態性低血圧症と症候性低血圧症の2つに大きく分けることができます。
本態性低血圧症 特に原因となる病気がないもので、一般に低血圧症といわれるのはこのタイプです。若い女性や、やせ型で筋肉の少ない人に多くみられます。体質的なものと考えられています。
症候性低血圧症 何かの病気が原因で血圧が下がるものをいいます。急激に血圧が低下する場合と、慢性的に低血圧症になる場合があリます。急性の低血圧症の原因としては、心筋梗塞(しんきんこうそく)、心不全、急性の出血などが考えられます。慢性の低血圧症の原因は、栄養不良を起こす胃腸疾患、甲状腺(こうじょうせん)や下垂体の機能が低下する内分泌異常、がんなどがあげられます。

症状
 自覚症状としてよくあらわれるのは、●だるい、●疲れやすい、●頭痛、●めまい、●肩こり、●耳鳴り、●どうき、●不眠、●食欲不振、●便秘、●胃のもたれ、●手足の冷え、●寝起きが悪い、●脱力感、などです。
 また、夏は一般に血圧が下がるので、自覚症状もひどくなる傾向があります。

治療と生活上の注意
 症候性低血圧症の場合は、原因となる病気の治療を行います。
 本態性低血圧症の治療は、食事、睡眠、運動など、日常生活に注意することが中心になります。血圧を上昇させる薬もありますが、胃腸を悪くするといった副作用もあり、あまり使われません。
食事 栄養価の高い食品を中心に、バランスのとれた食事を心がけます。食事の時間は規則正しくし、暴飲暴食をつつしみ、よくかんで食べます。少量のアルコールも効果があります。適量なら、食欲増進、血行促進、血圧上昇、安眠にもつながります。
睡眠 夜ふかしをせず、十分に睡眠をとります。
運動 散歩やラジオ体操など、軽い運動から始めます。腹筋運動も効果的です。乾布摩擦、冷水摩擦、マッサージで皮膚を鍛えるのも、血管の働きをよくします。ゆっくりと入浴し、上がるときにひざ下に冷水をかけるのも効果があります。

●登校拒否は起立性低血圧症が原因?  体の不調の陰に低血圧がある可能性もある。精神的な原因と思い込む前にくわしい検査を。